
浴衣を着付けたら出かける前にちゃんと
着付けが出来ているかチェックしましょう!
◆ ゆかた着付けチェック ◆
- 襟元(えりもと)の合わせは左右対称に。
- 衣紋(えもん)の抜き具合。
(衣紋は首筋からこぶし一個分) - おはしょりは整っているか。
- 帯の位置高すぎず、低すぎないか。
- 裾上がり(すそあがり)になっているか。
- 裾すぼまり(すそすぼまり)のシルエットになっているか。
- 背縫い(せぬい)はまっすぐになっているか。
- 帯の結び部分の形。



出先でもチェック!
お出かけ後に着崩れをチェックする為の写真を撮りましょう。
◆ 出かけてからもチェック ◆
ゆかたを着たら必ず写真を撮りましょう!
記念や思い出作りに一役買いますが、写真で着付けの善し悪しや、どこにシワが出やすいか等のチェックができます。
今後のゆかた着付けの向上になるのでオススメです。
仕草もチェック出来るので、これでゆかた美人にますます近づいて行けそうですね!
◆ 出かけてからもチェック ◆
出かける前に一枚、帰ってからの一枚の写真を比べてみましょう。
次回の浴衣着付けに役立ちます。



洋服を着ている時の仕草を、ゆかたでしてしまうとガサツに見え、浴衣姿も
台無しになってしまいますね。
せっかく浴衣を着るのなら、普段はなかなか出来ない、はんなりとおしとやかな
雰囲気や、女性らしい雰囲気を出してみませんか?
振る舞いや歩き方、手のしぐさにも気を使って浴衣美人を目指しましょう!
◆ 浴衣のしぐさ・歩き方など ◆
- ゆかたを着ているときは、仕草をエレガントにしましょう!
- 大きな動きで雑に動いてしまうと美しいしぐさにはなりません。
手のしぐざにも気を使ってみましょう。 - 手の動きで一番気をつけたいのは、袂(たもと)の扱い方です。
洋服の時のように手を挙げたりしますと、 袂から二の腕が見えてしまい、みっともないことになります。 - 手を挙げたり、食事時や物を取る時や吊り革を持つとき、タクシーを呼ぶ時などは特に注意しましょう。
- 手を挙げる時は袖(そで)を押さえましょう。普段よりゆっくりとした動きになりますのではんなりとした色っぽいしぐさに見えます。
- 食事の時などは、特に袂に気をつけてみましょう。ゆっくり流れるように小鉢を取ったりするしぐさが洋服の時とは違う、浴衣ならではの美しく優雅な しぐさを演出してくれます。

◆ 浴衣を着た時の立ち振る舞い ◆
背筋をのばし、姿勢を正しくしましょう。歩く時は、いつもより小幅に歩きましょう。(歩幅は約30~40㎝で、少し内股気味に。)
慣れていない下駄でも、足に力を入れ過ぎなければ 自然に歩けます。あらかじめ事前に下駄を履き慣らしておきましょう。
階段の上がり下がりの時は、上前の褄を持ち、階段に 向かって体を少し斜めにして、つま先を内側に向けて 上がり下がりします。
◆ その他 ◆
お食事の時には食べこぼし防止の為、必ずハンカチや手ぬぐいをひざの上に乗せておきましょう。
食べ物を取る時も袖がつからないよう、袖を押えながら取りましょう。
または、袖の汚れ防止として、袂をクリップで留めておく。
ベンチに座る時も、汚れていないか確認。汚れて無さそうでも必ずハンカチや手ぬぐいを敷いてから座りましょう。
車を乗る時は頭に気をつけて、座席に横向きに浅く座ります。
車を降りる時は裾がはだけないように両足を揃えて、全身を半回転させて乗り降りします。上前を少しひきあげておくと裾が汚れません。
お手洗いの時は、袖の上前と下前の裾の端を持ち上げ、帯の上の部分にはさみ込む、または帯にクリップで留めます。


トイレの後は鏡の前で必ず総チェックしましょう!
着崩れなどはトイレで直しましょう。
◆ ゆかた着崩れ直し方 ◆
裾を踏んで下がってしまった!

おはしょりをめくり、腰ひもの
上を引っ張り上げながら、上前
と下前の丈を調節します。
おはしょりを戻し、形やシワを
整えます。
衿元のお直し!

下衿は左の身八つ口から手を入れ、上衿と同時に引っ張ります。
そして帯の下を引っ張り、衿元の合わせ具合を調節します。
おはしょりのお直し!

帯の下側に手を入れます。
手の平で横にたるんだ部分を左側に送ります。
衣紋のお直し!

後ろの帯の下を両手で引っ張り、鏡で確認しながら、衣紋の抜け具合を調節します。
(握りこぶし1個分)
鼻緒ズレになったら!

すれてしまった部分に絆創膏を2重、3重と貼れば痛みも和らぎます。
コンビニなどが遠い場合もあるので、必ずバッグの中に多めに入れておきましょう!
腰のたるみを取る!

おはしょりをめくり上げます。腰紐の上のおはしょりを内側から持って、たるんだ部分を引き上げます。
その際、腰にシワが出来たら左右に広げて伸ばし、おはしょりもきれいに直します。
