浴衣生地の種類や日本の伝統色を解説している、浴衣結(ゆかたむすび)のコンテンツです。
浴衣の生地の種類
綿紅梅(めんこうばい)
薄手の地に太目の糸を織り込むことで、布面に縞状や格子状の凹凸を現した木綿織物。
格子が凹凸になっているため、凹凸=勾配より、紅梅という名前になりました。薄手の地の太めの格子が涼しさを感じさせてくれます。
綿絽(めんろ)
綿生地に、ぽつぽつと横に穴があいた生地のこと。(これを絽目が入っているといいます。
縦方向と横方向があります)夏の着物に見られる透け感が見た目にも涼しく、高級感があり大人の浴衣を演出してくれます。
綿縮(めんちぢみ)
縮、綿しぼ、しぼなどともいう、先染めした糸を織った木綿のことをいい、経糸に普通撚りの綿糸、緯糸に強撚の綿糸を用いて、表面にしぼを現した平織の綿織物。
外見は素朴で独特の風合いがあり、紬独特の独特の凹凸の手触りが味わえます。
コーマ地
高度に精練された木綿糸(コーマ糸)を用いて織った、コーマ生地といわれる浴衣地のこと。浴衣に広く使われています。
縮(ちぢみ)
縮織の略語です。緯糸に強撚糸を打ち込み、整織後の仕上げにより、布面にシボを出す方法と、織物の組織によってシボを出す二通りの豊富緒があります。
麻・木綿・絹がありますが、特に麻や木綿は風通しがよく肌触りがよいので、夏の着物として多く用いられています。
ポリエステル
最近人気の浴衣素材がポリエステル素材。
吸汗、速乾性にすぐれた快適な着心地が暑い夏にでも着心地を整えてくれるところが人気です。
家庭の洗濯機で洗うこともできるし、ノーアイロンでもOKという浴衣もあるので手間も考えれば選択肢の一つとしては考えたいところです。
ポリエステル素材の浴衣はハリや光沢もあるので、着物感覚で着ることができます。


四季を移ろいを美しく彩る。日本の伝統色 十六選
日本古来の伝統色から、現代でも着物や浴衣によく使われる色を選びました。
ほとんどが身近な自然や動物や植物から採った名前や草木染などで染められた深くて微妙な色で、色同士の組合せも楽しみの一つです。
日本の風土に合った落ち着いた色合いは私たち日本人にとって最もしっくりくる心安らぐカラーではないでしょうか。
各ご家庭のモニターやブラウザによって色が多少違うことがございますので、参考までにお願いします。















